
スピーカー
株式会社Mentor For 代表取締役CEO 池原真佐子氏
株式会社フライヤー 執行役員CCO 久保彩氏
▼このセミナーで得られること
- 成長を加速させる「メンタリング」の本質とコーチングとの違い
- 社内・社外メンター制度を機能させる設計と運用のポイント
- 学び合う文化を育て、離職防止・採用強化につなげる実践法
▼要点
- メンタリングは、「経験の共有」を通じてメンティの成長を支援し、同時にメンター自身の学びも促す双方向の関係性。コーチングが「答えはクライアントの中にある」という前提に立ち、アドバイスを行わずに気づきを促すアプローチであるのに対し、メンタリングはロールモデルとなるメンターが自身の経験や考えを共有し、キャリアの選択肢や視野を広げることを目的としている。
- 制度設計では目的と対象を明確にし、社内・社外メンターの特徴を理解して導入することが重要。守秘義務の徹底やメンター同士のつながりづくりなど、継続性を支える仕組みが制度定着の鍵となる。
- メンター制度は育成施策にとどまらず、組織文化を変える力を持つ。経営層の関与とコミュニティ形成を通じて、社員のエンゲージメントを高め、「学び合う風土」を競争力の源泉に変えていく。
成長を加速させる「経験のシェア」が組織の土壌を豊かにする

久保彩氏(以下、久保):フライヤーは「ヒラメキあふれる世界をつくる」というミッションのもと、一人ひとりの学びや成長を支援していますが、私たちは個人の学びと組織の土壌づくりは切り離せないと感じています。どんなに個人に投資しても、育つための“土壌”が整っていなければ芽は出ません。
本日はその学びが根付く組織の土壌づくりをテーマに、メンター制度をどのように設計し、現場で活かしていけるのか、池原さんにお話を伺います。